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M-Revo®(エムレボ) ボールタービン®

羽根のない撹拌体 M-Revo® 2.0 ボールタービン®とは

高粘度対応 BALL TURBINE

多数のお引き合いを頂いてまいりました
羽根のない撹拌体M-Revoが、さらに進化して
M-Revo® 2.0 ボールタービン®が誕生しました。

M-Revo® 2.0 ボールタービン®の5つの特長

check吸い上げる

斜めに大きく開いた角溝が、横方向に強力な吐出流を作りだして沈降物を吸い上げます。
この特長により、沈殿しやすい紛粒体の撹拌やスラリーの均一化に最適です。

check泡立たない

ボルテックス(渦)が発生しにくい形状により、高速回転させても空気の巻き込みが抑制されます。また、傾斜した溝が泡残りを防止します。
この特長により、脱泡作業・時間の簡略化と歩留まり向上が期待できます。

check高粘度対応

強力な吐出流と吸上流が、高粘度液体を隅々まで撹拌します。
この特長により、紛粒体が混ざった高粘度溶液の均一撹拌に対応することができます。

check洗浄性

形状が単純で穴もないため、洗浄が容易です。

check安全性

通常の撹拌羽根のような出っ張りがないため安全です。

M-Revo® 2.0 ボールタービン®の構造と撹拌の原理

1 M-Revo® 2.0 ボールタービン®の構造

[側面]

[下面]

M-Revo® 2.0 「ボールタービン®」は、容器の底側に中心から放射状に設けられた複数の溝と、この複数の溝が接続しないように設けられた空間と、この溝の反対側に設けられた回転軸を接続する部分とで構成されています。
なお、複数の溝は中心部から外周に向かって斜め上方に傾斜しています。

2 M-Revo® 2.0 ボールタービン®の撹拌の原理

1
ボールタービン®を撹拌容器の溶液の中に浸すと、ボールタービン®の溝に溶液が入り込む。
2
ボールタービン®を回転させると、溝の側面が溶液を押し始めて遠心力を与え、ボールタービン®の外側に向けて溶液が吐出する。
3
ボールタービン®の下側中心の空間に負圧が発生し、吐き出された溶液分だけ撹拌容器の底の溶液が吸い込まれて巻き上げ流が発生する。
4
ボールタービン®の斜めに傾斜した溝から吐出される溶液は、溶液を斜め上方に吐き出すと共に、吐出後に容器の壁面に衝突してさらに上下に移動する。
5
ボールタービン®を溶液の中で回転させ続けることにより、溶液の吐出と吸入が連続して発生し、容器の液面近くから容器底の隅まで効率よく撹拌が行われている。

M-Revo® 2.0 ボールタービン®と撹拌羽根の比較

  吸上力 泡立抑制 分散性 高粘度 洗浄性 撹拌力 せん断抑制
ボールタービン® ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ △ △
インペラ × × △ △ △ ◯ ×

※ある特定の条件での撹拌比較であり、すべての条件で性能を保証するものではありません。

4枚羽根とボールタービンの撹拌比較

撹拌条件

回転数:100rpm(粘度水程度) 容量:3リットル

M-Revo® 2.0 ボールタービン®の採用分野

紛粒体スラリー
の製造
化学(樹脂)
の製造
食品の
の製造
化粧品・薬品
の製造
各種塗料
の製造

M-Revo® 2.0 商品ラインナップ

ヘッド径 型番 撹拌容量(水の場合)※1 撹拌容量(高粘度 1,000mPa・s)※1 詳細※2
Φ48 BT048316S ~ 20ℓ ~ 5ℓ
  • ヘッド径:Φ48
  • シャフト穴径:φ8
  • 材質:SUS316
Φ75 BT075316S ~ 40ℓ ~ 10ℓ
  • ヘッド径:Φ75
  • シャフト穴径:φ12
  • 材質:SUS316
Φ100 BT100316S ~ 100ℓ ~ 20ℓ
  • ヘッド径:Φ100
  • シャフト穴径:φ12
  • 材質:SUS316

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